先日、首の腫瘍をとる手術をするため4日ほど入院しました。
入院当日。やることないから夜10時ごろ帰ってきたらいいよ。と言われる。
絶飲食ぐらいしか全処置がなかったので、そんなもんなのかと思い、食べたいもの食べて、お風呂に入って戻りました。
手術の順番も決まっていないので、手術当日は全員8時に準備をして、順番が来たら呼ばれるスタイル。
実際は2番目で9時に呼ばれ、10時に手術開始の正午にはお部屋に戻っていました。
術後0日目
全身麻酔下の手術だったので、手術自体は侵襲の少ないものでしたが、全身麻酔の影響で一日中吐き気との戦いでした。
それでも、術後からトイレ、食事の確保と食事は自分で。
術後1日目
朝から外来に下りて消毒。食事の確保を主人に頼み、お部屋で食事するというスタイル。
術後24時間も経つと体も楽になり、暇で病院をウロウロ。
術後2日目
昨日と同じように朝から外来で消毒。突然お医者さんに「退院していいよ。」と。戻って看護師さんに伝えるとあれよあれよと退院の運びになりました。
退院指導という指導は「消毒できるよね?」「薬はちゃんと飲んでね」という感じ。自分はもともと外科の看護師だったので、困りはしませんが、自分がやっていた仕事と比べたら…これでは困る人はいるだろうなぁ。と思いました。
お支払い。
入院期間4日。全身麻酔、手術、検査、留置針、点滴、飲み薬、傷処置、パジャマなどを使って請求額と言いますと…。
3056元
えっ?0が1っこ足りなくない?と病室で一人大騒ぎ。
実際の請求書です。
台湾の健康保険を入っていてこの金額でした。保険点数を見ると1割負担金額のようでした。何で保険なしでも日本円で10万円ちょっとで済んだようです。
安すぎてびっくりしました。
余談です。
台湾の看護師の給料は日本の約1/4〜1/3です。確かにこの医療費では看護師の給料は上がらないよな。と思いました。
その昔、台湾で看護師をやってみたいと思っていた時期がありますが、給料を聞いて、危険が伴うこの仕事で給料が安いのは納得できないので諦めました。
もう一つ今回実際入院して思ったのは、医療職の方は台湾語が必須だということ。台湾年配の方は台湾語しか話せないという方も多いからです。
同室の年配の方がそうで、お医者さんも看護師さんも台湾語で話していました。私が唯一わかったのは「おばあちゃん」と呼んでいたことだけ。(笑)